#歌舞伎みたよ

こんにちは〈ハミィ〉です!学生生活最後の夏休みが始まりました。悔いのない夏休みを送るために、毎日を大切に過ごしていきたいです!さて、今回は「歌舞伎」を観劇してきたお話をしたいと思います。

先日、国立劇場の「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」に行ってきました。演目は「菅原伝授手習鑑 ― 車引 ― 」と「棒しばり」です。前半に演目についての解説があるので、初めて歌舞伎を見る方でも内容を理解してから見ることができます。

「車引」は、全5段で構成されている「菅原伝授手習鑑」の3段目の冒頭部分です。画像は「車引」に登場する3つ子の兄弟です。左から舎人桜丸、舎人松王丸、舎人梅王丸です。この3人は、それぞれ異なる隈取や扮装をしています。隈取で人物の性格を表現し、衣裳はそれぞれの名前にちなんだ柄になっています。衣裳の色が赤と白になっているのは松王丸と桜丸、梅王丸が対立した立場にあることを表しています。人柄が隈取や衣裳などによって一目見ただけでわかるようになっているところが面白いですね。

「棒しばり」では、棒に手を縛り付けられてしまった次郎冠者と後ろ手で縛られてしまった太郎冠者が主人の曽根松兵衛が出かけているすきに、なんとか酒を飲もうと2人で協力し合います。2人がおかしな体勢で酒を飲んでいる姿を見て、思わず笑ってしまいました。また、この演目にちなんで休憩時間にロビーでは日本酒の試飲会が行われていました。

ロビーでは他にも生け花パフォーマンスが行われたり、小道具を使ってツケ(役者の動きに合わせて木を使い、大きな音を出す歌舞伎の演出法)を体験できたり、休憩時間も有意義に過ごすことができる様々な催し物がありました。7月の七夕にちなんで笹の葉と短冊も飾られていました。観劇以外の時間も楽しめるところが魅力的だなと感じました。

国立劇場では、学生料金やキャンパスメンバーズを利用して、気軽に舞台を観に行くことができます。皆さんもこの夏、伝統芸能に触れてみてはいかがでしょうか?
〈ハミィ〉

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